HOMEポールの使用法・テクニック

Japanese Style(日本式スタイル)

(1)ポールを垂直に突き3点支持を基本とした、リハビリ及び歩行を助ける為の歩き方

前方着地スタイル(制動系)/運動強度 弱い~中程度
主に高齢者や運動不足による筋肉減少がある方々に対し歩行補助具としての考え方です。
一本杖に比べ左右均等の運動となる為、左右の筋肉がバランス良く運動できると同時に正しい長さを持つことで
姿勢矯正にも大いに役立ちます。
長期療養による筋肉の減少などで病床からの離床に不安のある方などにも大いに役立つでしょう。
正しい使用方法により階段の上り下りも格段に楽になります。
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(2)ポールは垂直に突いているが、肘はやや伸ばし気味でスタンスも広め。

前方着地スタイル(制動系)/運動強度 中~高強度
生活習慣病対策や高齢者の健康運動対策、そして関節障害を持たれている方やスポーツ障害のリハビリに至るまで、
現在最も活用範囲が広いと言われている安全かつ運動効果を享受できる基本ウォーキングスタイルです。
自然と上体が起き上がり、姿勢矯正にも効果が期待できます。
ポールの扱いに慣れてくれば意識的に腕をしっかりと前に突き出すことにより歩幅も広がり
後述(4)の運動と遜色無い 運動効果と歩行スピードを得ることも可能です。
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Euro Style(ヨーロッパ式スタイル)

(3)腕を前に出しているが肘はやや曲げ気味で、同様にポールを斜めに突いている。

後方押出しスタイル(駆動系)/運動強度 弱い~中程度
歩行時に自然に腕を振る中でタイミングを合わせてポールを斜めに突いていきます。
ノルディック・ウォークの最も基本的なスタイルと言え下半身だけでなく上肢を積極的に活用する為、
四肢筋肉をバランス良くアップさせることが出来るウォーキングスタイルです。
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(4)腕を前に出し、しっかりと肘を伸ばして斜め後方にポールを突いている。

後方押出しスタイル(駆動系)/運動強度 中〜高強度
腕をしっかりと前に出し、ポールを斜めに突くことにより体を前方に押し出す推進力を利用します。
肩を支点に振り子のように腕を振ります。体力レベル・柔軟性に合わせて腕のふり幅を調整しましょう。
斜め後方にしっかり押していくことでより一層推進力を得ることができます。
更に運勉強度の強いアスリート向けのポールランニング・ポールジャンピングと発展していきます。
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Worming Up & Cooling Down(ウォーミングアップとクーリングダウン)

ウォーミングアップの役割
身体を安静から運動への移行を速やかにする。
骨格筋を伸展させ、血液循環を促進し、安静時の代謝(1RM)を持久性運動の有酸素レベルまで上昇させる役割がある。
関節の稼働域・可動性を良くし、骨格筋が動きやすくなる。
怪我の予防/パフォーマンスの向上

クーリングダウンの役割
主運動から徐々に強度を減少し、身体を動かしながら回復を図るものである。
血液循環を調整(ミルキングアクションの促進)して心拍数(HR)や 血圧(BP)を徐々に安静時の値に戻す。
疲労回復をはやめて、次の日に疲れを残さない。

【ポールを使用したウォーミングアップ・クーリングダウン体操の一例】

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Pole Excersise(ポールエクササイズ)

ノルディックウォークの2本のポールを使うことで、さまざまなエクササイズが可能です。

【ポールを使用した様々なエクササイズ】

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